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[5125] 生でもそれぞれ違う返信 削除
2007/11/24 (土) 09:31:34 わんこ
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▼ kitatanukiさん

おはようございます。
チケット完売の状態でしたのに、ご厚意によって貴重な
経験ができました。

今回 kitatanukiさんのお話をお聞きして 自分の中で
思っていたことがよりスッキリしました。

オーディオマニアは いやオーディオオタクのくせに
よく 「生の音を知らないから知れ」「コーサートをもっと
経験しろ」「生に比べればおかしいのが分かる」
とか 生の音を偏重される方がいます。

でも 同じ生でも オーディオを聴く敏感な耳があれば、
条件が整わないと 全然ダメな生の音もあれば
本当に素晴らしい生の音もある、つまり大きな差があることが
分かるはずだと思うのです。

それを一色単に 生の音重視 と言われることに
私は違和感を感じてきました。

ジャズみたいに音源がそもそも生でない(PAを通す事が多い)音を
私みたいにレコードをジャズ喫茶で再生された音ですり込まれた人間は
その基準が無いのです。
だからと言って オーディオで育った耳が 全然ダメか?
と言われればそんなことはありません。
ケーブルを交換しては別として、アンプのセッティングを調整したり
SPのネットワークの素子を交換したり設定を変更して聴いてきた耳は
音を成り立ちを判断するすると言う鍛え方では、
生の音を漫然と聴いてきたよりずっと敏感で 違いがわかり
それを音として変更できるすべを持っているわけで そう
恥じることではないと思うのです。

もちろん、楽器の生の音とかは これは経験ですから経験しないと
ダメなのも当然ですけど。

ですから 今回 ホールで僅か7.8mの距離で聴かせて
もらって 物足りない と感じたとすれば それは生理的快感を
求める私の素直な感想ですし オーディオ的にも そして
音楽を楽しむ参加者の意見としても それ程ずれていないと
思います。

オーディオオタク的会話 品位を悪くしなければ 有意義で
あると思います。

> 演奏者はコンクールに出ていないため無名ですが、芸大卒の
> 正統派で円熟期にあります。ただ、残念なことにピアノの
> 状態が万全でなく、ご指摘のようにもっとも肝心な美味しい
> 音域の鳴りが悪く、鍵盤の戻りの悪い箇所があって演奏者は
> 苦労したみたいです。演奏が始まる前、演奏者と調律師が
> 細かく調整を繰り返していましたが、とうてい一日で修正
> できる状態ではなかったようです(日常の調律の問題)。


やはりピアノの状態が万全では無かったんですね。
実は ベートーベンのピアノソナタで引き間違えられたのか?
と感じることがありました。
当然間違えていないのでしょうけど、10近くを同時に叩いた
時の音として不協和音がある様に感じました。

真ん中よりちょっと左の音がちょっとずれている様に感じました。
あと、低域の迫力 ゆるがない和音の響きが少々 弱かった
と感じました。

以前kitatanukiさんのご紹介で お寿司屋さんの地下のホールで
ベーゼンドルファーのピアノを聴いた時は もっと音階が綺麗だった
様に記憶しています。

SPのネットワークで位相が合わなくてピアノの音が変になるのに
慣れていれば 如何に生のピアノの音がまともかよく分かります(^_^;)
でも普段悶絶していると、生のピアノの音で微妙に変なのも分かるように
なるんでしょうか??

> それと、ホールの設計が古いので響きが少ないのも、輝きが
> ないと感じた原因です。ピアノも、フルコンサートでなく、
> 2回り小ぶりなので大曲にはかわいそうでした。わんこさん
> の耳は、さすが鋭い!と関心した次第です。


ありがとうございます。
墨田のトリフォニーホールで ベートーベンのピアノ協奏曲の
皇帝 を聴いたとき、オーケストラに負けずに頑張る
ピアノの音量を思い出せば もっと迫力が欲しかったです。
グランドピアノでも色々なサイズがあるんですね。
アップライトピアノしか知らないもので・・・

> 私は、舞台袖で録音とステージマネージャーを兼ねてました
> が、途中で抜け出して最後列で生の音を聞いてみました。
> やはり、音量不足と輝き不足を感じましたから、わんこさん
> と同じ感想でした。お客が入る前のリハーサルではまあまあ
> の音だったのですが、満員の客席は、オーディオ的には
> デッドで厳しかった!


観客の吸音効果は想像以上ですよね。


http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_m?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=yamato+koto
ダンさんが お琴や三味線の録音を東大和のハミングホールの
小ホールでした時も、大太鼓は響きすぎて大変だったそうです。
観客が入っていた時の音がセッティングされていると
思います。ちなみに 三味線の録音の時は観客が居なくて
残響が多めで素晴らしかったです。
我が家の和室でやってもらうのと全然違った。

ホールの威力って凄いんだと思います。
>
> 客席に行ってみて、録音してステレオで聞く方が生々
> しいだろうと思いました。生音より、録音の方が生々しい
> なんて馬鹿な話だと思われる向きもあるかも知れませんが、
> 楽器から遠く離れる客席の音が楽器本来の音から離れる
> のはよくあることです。
> それより、響きのよい適度な距離にマイクを設置して、忠実
> 度の高い録音をした方が楽器本来の音色はキープされる
> というわけで、この掲示板の常連さんなら皆さんおわかり
> でしょうが・・(@_@)。


音が鮮明に分かるのと 音が自然なのは別だと思います。
録音はある意味ディフォルメしていますので 自宅で再生した
方が メロディーが分かるとか 各パートの演奏が分かるとか
生をそのまま聴くより上回ることがあります。
やはり マイクセッティングして上手く録音されたのは
関わる方達の センス 力量 芸術性 であって
大変重要だと思います。

手前味噌になりますが、namiレコードでのいけださんの
ピアノの録音が 如何に上手いか 改めて感じられます。
名盤は やはり録音による部分が多いと信じています。

> マイクケーブルが最短になるように、舞台袖にDAT2台を
> 持ち込んで、CD規格の44.1Kに一台、96Kに一台をあて
> ました。使用マイクはソニーのC−38Bですが、吊り具が
> 設置されてないためホール両サイドの照明シーリング前部に
> マイクを設置してありますから、ピアノからの距離は15mく
> らいあって、しかもマイク間隔がひどく離れているという
> 変則セッティングです。マイクアンプは、ホールのコンソー
> ル内臓のものです。


通常の録音に比べて 変則的マイクセッティング
なんですね。両サイドの証明は私もチェックしました。
マイクを探しましたが見えませんでした。

録音された状況を知っての試聴は楽しみです。

> 自宅に戻ってから、44.1Kの方で試聴しましたが、ホール
> で聞いたおとよりも、はるかにピアノの生音に近い「生々
> しい」!音だったことは言うまでもありません。
> 編集してCDRにするまで、しばしお待ち下さいヽ(^O^)ノ


わ〜 楽しみ!

録音のセンスが問われる 芸術性とは別に
音の鮮度の高さは これまた オーディオ的快感に
溢れていますよね。

美味しく調理された刺身は美味しい。
取り立ての魚を船の上でさばいて食べるのは
これまた結構。冷蔵庫で冷やされていなくてちょっと
温くても。

取れたての魚を自宅で味わえるのですからオーディオって
贅沢な趣味ですよね。



最近 ピアノの音は 自作のSPシステムの方が
音に感動した様に思い出されます。
歪み感の少なさ 低域の制御の上手さは4338なんですが
どうも質感は416−8A+2420の方がピアノに関しては上回って
いる様に思うのです。

元に戻すの 面倒だなぁ・・

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