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[5136] ありがとうございます返信 削除
2007/11/27 (火) 23:09:25 いけだ
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▼ kitatanukiさん、わんこさん

ご無沙汰してすみませんでした。
掲示板を拝見するので精一杯でございました。
先日まで今年一番の忙しさでありました(汗)。

CDお買い上げ本当にありがとうございます。
野平氏のシリーズはナミ・レコードとしても看板であります。

ゴルトベルグはベートーヴェンのシリーズの後半と、
会場もピアノも調律さんも、すべてが同じチームでの録音
となっていますが、ベートーベンとバッハという演目の
違いもまり、また違ったコンセプトの録音セッティングが
されておりますので比較も楽しいかもしれません。
といってもベートーヴェンのシリーズでも毎回違った音が
しております。同じ会場、同じピアノ、同じ調律で同じ
演奏者で、同じコンセプトのマイクセッティングにしても、
その時々で違う音になってしまうんです。
一度録音セッティングを解体すると完全な復元はほぼ無理
なんです。
で、また宣伝になって申し訳ないのですが、
その後発売されたモーツァルトのソナタ集
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF-%E9%87%8E%E5%B9%B3%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/B000EZ89OU/ref=sr_1_20?ie=UTF8&s=music&qid=1196170215&sr=1-20
は、このゴルトベルグと同時に収録されたもので、
使用マイクとマイクセッティングだけが異なるものです。
他の条件はすべて同じなので、マイクやセッティングによる
単純な比較ができる、生録好きにはなかなか興味深いCD
かもしれません。


小野富士さんのヴィオラのCDですが、
日本人でただ一人(と記憶しています)、ドイツの録音技師の
資格、トーンマイスターを持っている方の録音ですね。
2本のマイクだけを使うワンポイント収録にこだわっている方
ですよね。
私はこのCDは聴いた事はありませんが、このレーベルならかなり
高品質なCDだと予想できます。


生録はオーディオ好きの方には一度はお勧めしたいです。
突き詰めると、そもそも何で機械を通して音楽を聴くのか、
オーディオの存在価値とは?、みたいな事を考えさせられます。
kitatanukiさんは相当ゴージャスなオーディオ遊びをされて
いて素晴らしいです。

録音って
どうやって録音するか
よりも
どんな風に聞こえるか
の方が大事だと私は思っています。
とても自然に聞こえる録音が、実はものすごく見た目にいびつな
マイクセッティングがされていたりするんですよ(笑)。
同様に、客席にマイクを置いても決してその席で聞いたような
音には録音されないんですね。
難しいところです。

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