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[5140] 小野富士さんのヴィオラのCD返信 削除
2007/11/28 (水) 10:40:05 わんこ
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▼ いけださん

おはようございます。
最近 ピアノソロを聴くことが多く 野平さんの
CDも聴かせてもらっています。

精神的に疲れている時とか良いですね。
シンプルで素直な音 暖かい和音 癒されます。

> ゴルトベルグはベートーヴェンのシリーズの後半と、
> 会場もピアノも調律さんも、すべてが同じチームでの録音
> となっていますが、ベートーベンとバッハという演目の
> 違いもまり、また違ったコンセプトの録音セッティングが
> されておりますので比較も楽しいかもしれません。


早速両方ともオーダーさせていただきました。

実は 野平さんのベートーヴェン ピアノソナタ23番が
昨日届きました。
先日の演奏会で 曲がとても良いと思ったからです。

録音から 演奏から かなり違って驚きました。
いけださんの録音は ピアノがSPの両方に広がり
スケールが大きい。演奏家が聴く音に近い ONマイク的
録音に感じます。

このCDで感じたのは ピアノの真ん中くらいの音の明瞭さ
と言うか美しさです。
左手にかけても膨らみすぎる良い感じです。
右手が若干 細いというか軽い音でしょうか?

まだ出勤前に1曲聴いただけですので偉そうなことは
言えませんが よいCDだと思います。

> といってもベートーヴェンのシリーズでも毎回違った音が
> しております。同じ会場、同じピアノ、同じ調律で同じ
> 演奏者で、同じコンセプトのマイクセッティングにしても、
> その時々で違う音になってしまうんです。
> 一度録音セッティングを解体すると完全な復元はほぼ無理
> なんです。


野平さんのシリーズはこれで4枚になりました。
いけださんが録音したのは10枚くらいです。
それぞれが 微妙に音が違って面白いです。
また 自分の好みも 曲も何度も聴くと変わってくるから
不思議です。

私は いけださん録音のCDを聴きながら いけださんが
何を表現したいか どの美しさ 良さ 響きを重視しているか?
どんなバランス 距離感にしたいのか?
対話して聴かせてもらっています。

ですから 自宅でオフする時も 自宅のSP オーディオが
いけだんさんのピアノがどの様に再生されるべきか?
とかも考えています。

簡単に言えば いけださんから
「わんこの家では 私の求める録音したい音が再生されている」
と言われたいのです。

> 小野富士さんのヴィオラのCDですが、
> 日本人でただ一人(と記憶しています)、ドイツの録音技師の
> 資格、トーンマイスターを持っている方の録音ですね。
> 2本のマイクだけを使うワンポイント収録にこだわっている方
> ですよね。
> 私はこのCDは聴いた事はありませんが、このレーベルならかなり
> 高品質なCDだと予想できます。


このCDの話題が出ましたので 私のインプレを少し。

まだ最初から最後まで何回も聴いていないので 確定的なことは
言えませんが 現時点で感じたことは もちろん 音は
とてもナチュラルで 暖かく 肉厚の良い音だと思います。

ただ ワンポイント録音 私が感じる無指向性のマイクを2本
たてた録音だと もう少し 空間の表現が欲しいのと
ビオラの音像が大きめになることです。

ピアノのソロは 距離感もあって 音も重量感があって
その上 高音は右 低音はやや左に移動して あたかも
ピアノの鍵盤が有るように感じます。
ただ ピアノの楽器自体が存在する様な 定位ではありません。

それに対して ビオラは我が家のSP セッティングに
よるものだと思いますが 音が左右のSPに別れて
しまうことがあって 広がりすぎてしまう。
両方が演奏されるときにブレンドのされ方がちょっと
もう少し何とかならないかなぁ と感じてしまいました。

こんな書き方をすると悪い様に思われてしまいますが
あえて 贅沢な と言うかオーディオマニアの私的インプレ
であります。

ソースが乏しくて比較するのも失礼ですが
フィッシャーディスカウのピアノとのデュオなんて
50年代60年代70年代とありますが どれも
ピアノの存在感 アーチストの存在感が素晴らしく
私はそんな音が気持ちいいと感じてしまいます。

> 生録はオーディオ好きの方には一度はお勧めしたいです。
> 突き詰めると、そもそも何で機械を通して音楽を聴くのか、
> オーディオの存在価値とは?、みたいな事を考えさせられます。
> kitatanukiさんは相当ゴージャスなオーディオ遊びをされて
> いて素晴らしいです。


>何で機械を通して音楽を聴くのか?

わ〜 重い言葉ですね。
私は 理解できません。と言うか 録音が大変なのは想像できますが
苦労は分からないからです。

>オーディオの価値とは?
これまた 重い言葉ですね。私みたいにオモチャ である
人間は 時に真面目に考えるべきかも。
録音にトライして ありがたみを知るのも良いですね。

>
> 録音って
> どうやって録音するか
> よりも
> どんな風に聞こえるか
> の方が大事だと私は思っています。
> とても自然に聞こえる録音が、実はものすごく見た目にいびつな
> マイクセッティングがされていたりするんですよ(笑)。
> 同様に、客席にマイクを置いても決してその席で聞いたような
> 音には録音されないんですね。
> 難しいところです。


ラジカセの付属マイクで自分の声を聴いた時から
録音された音って イメージと全然違うのは想像できます。

生より生っぽい 聴いた場所の音を再現するのに 全然ちがう
ポジション 方法でマイクを使う。

技の世界なのでしょう。


いけださん 今度 機会がありましたら 4338を
導入した我が家の音を聴いてやってください。
低音多めで 優しめの音になってしまいましたが
そつなさでは 上回っています。
ピアノだけで言えば 自作SPの方が良かったかも
しれません。

ピアノの音は アキュフェーズの石より 300Bが
好みですが いけださんの 意図した音とは違うかも
しれません。その評価もしてもらいたいです。


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