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[5925] Re:マルチマイクの返信 削除
2008/5/22 (木) 17:51:21 いけだ
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30年前の録音になるわけですが、使用されているマイクは
今日のモノと大差ありません。マイクやアナログミキサーって
この30年くらいはそんなに大きな変化ってないんですね。

で、このセッティングですが、
M1、SCHOEPS CMTS501V
これがステレオマイクで、メインマイクとして全体を捕らえて
いるようです。
各楽器間の仕切りは、各楽器用マイク間でのカブリを防ぐため
#たとえばドラムの音がマリンバ用のマイクから入らないように
のものですね。
ライナーに書いてあるかどうかわかりませんがもしかしたら
透明アクリル板だったりガラスの間仕切りだったりして
意思の疎通はできるのかもしれません。
#76年当時大きな透明アクリル板があったかわかりません(汗)。
完全なブースだとしても指揮者や弦楽器奏者の弓使いは見える
ようになっていると思われます。
また各奏者は恐らくヘッドホンによるモニターをしていると
想像もできます。
メインマイクと各楽器用のマイクのブレンド具合がどうなって
いるのかわかりませんが、きっとそれなりにハーモニー感も
目指しているんじゃないかなぁと思ったりもします。
でも音はそうでもないのかしらん(汗)?
ステレオのメインマイクに補助マイクを足していく、という
手法なのだとしたらホールレコーディングの手法との共通点も
ありますね。


余談ではありますが・・・
確かにスタジオレコーディングってこんな感じで行われて
いるようですが、
#私はホールレコーディング専門なのでスタジオの事は全く
 わからないんです(汗)。
やはり人間の演奏によるものって素晴らしいと思います。
最近、娘に聞かせようと童謡のCDを買ってみたのですが、
伴奏が打ち込み丸わかりで、とても聞かせられるものでは
ありませんでした。
それに比べると、私が幼児の頃に良く聴いた
ひらけ!ポンキッキ
のレコードの演奏の素晴らしい事(笑)。
たいやきくん や いっぽんでもにんじん
などなど、今聴きなおすとその作りこみの素晴らしさに感激
します。
音質は確かに今ひとつですし、子供番組の録音にそんなに
予算を割いていないのは良くわかってしまうのですが、
それでも当時のスタジオミュージシャンやレコーディングの
レベルの高さが窺えるような気がします。
予算が無くてもホンモノが集まってくる時代。

当時のレコードってやはり内容は豊かなんだと思います。

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