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[6357] 0.5dBの調整返信 削除
2008/10/10 (金) 09:22:58 わんこ
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今朝の 出勤前の憩いの一曲 やってきました。

イタリア合奏団の弦楽器と パトリシアバーバーの
ボーカルと先の優秀録音の ピアノソロ

弦合奏は 帯域バランスに敏感で ちょっとでもハイ上がり
だと 低音がかるく 安定感が欠けます。
逆に低音が多いと 弦楽器の輝きが減退し 聞いていて
シャキットせず気持ちよくありません。

もう少し低域の余裕が欲しいと思いましたが しなやかで
それでいて輝きもあって 自分の中で合格点がでました。

パトリシアバーバー(ナイトクラブ)は 最初の1曲で 低音のベースと
ドラムとピアノの左手が同時に鳴るのですが 低音が過多
だと聴くに堪えないバランスになります。
また 分離が悪いと モコモコして
何を弾いているのか 叩いているのか分かりません。

アッテネーターの調整で感じたのは 低音楽器への影響です。
なんとベースの音階 分離が良くなったのです。
バスドラも正しく再生される感じで スキンの張り
空気の固まりが見える様になる。

石アンプに匹敵する低域の良さが 300Bppで出た
様に思います。
ボーカルは 周囲から浮き ギュッと凝縮してそれで前に
出てきて色っぽいです。

そうそうカウントベイシー7も聴きました。
トランペットが 見えるようになってきた。
ほぼモノラルで左chに入っているのですが 過去最高の
音かと思います。

ピアノソロは 響きが美しく録音されているのですが
格別です。リビングの空気が変わります。
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=r6300
ピアノが好きな私としては これだけの音がだせると
嬉しいです。生のピアノを聴いても これだけの美音
充実感はそうは得られません。
もちろん、生のピアノのエネルギー 強さ 迫力には
届かない部分も厳然とあります。
ただ、スイッチ一つで ピアニストが私の為に演奏して
くれる(と思える)、素晴らしいことです。

MDのレベル調整が これほど重要だとは思いませんでした。
1dBステップの調整でかなり微妙にできる と思っていた
私の不明を恥じています。
1dBとは エネルギー的にも 相当大きな違いなんですね。

市販のSPでアッテネーターが装着されていないのは つまり
0.5dB以下の調整まで練りに練って それで製品化されている
のだと思います。ただ 市販品も アンプの差とか部屋への
影響は避けられませんので、小さな2wayで アッテネーターを
挿入し ほんの僅かにツイーターを減衰させて見事な音を
出している方がいました。

自作SPで バランスが出来ていない時は 日によって
ソースによって 音量によって MDを2dBも調整する
ことがありました。それは音がまだまだまとまっていない
証明なんだと今になって思います。

SPのレベル 例え0.1dBの調整でも 物理的には明らかな
変化なのだ、と感じました。ケーブル交換より遙かに
大きく効きますよね。

よくSPを鳴らすには アンプの駆動力がどうの、CDPが
どうだとか ケーブルはどうこう と言われますが帯域バランス
の調整で補えることがかなりあるのではないでしょうか?

このアンプで余裕が出た なんて MDとツイーターをちょっと
調整すれば それ以上の満足感が得られたりして(^_^;)
帯域バランスを整えてから 機材のクオリティーを語るべき
だと思います。

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