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2009/2/14 (土) 09:09:20 わんこ
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今朝 出勤前の一服で 300Bシングルアンプと
アムクロンK2の聞き比べを一瞬だけですが行いました。

通常比較しないだろう 真空管シングルアンプと業務用パワーアンプ

曲はPP&Mの3曲目。
いつも聴く曲なので 非常に良く違いが分かりました。まず、

 エネルギーバランスが全く違う

のであります。300Bは中音ばかり聞こえる感じ。
低域は如何にも弱い。ちょうど正規分布のグラフみたいに
中央が強いかまぼこ状態。

それに対して K2は真ん中がへこんでいる 又は鬼フラット。
帯域バランス的には両者の中間が妥当なのかと思います。

 枠の無さ 抜けの良さ 駆動力?

K2から300Bにすると 音が中域に集まります。だから
音が小さく縮こまる感じがします。それに対してK2は
極低域から高域まで広がる感じで SPの奥に 横に音が
広がる感じが痛快です。これはパワーの差から来る余裕も
あるでしょうけれど 帯域バランスによるのもあると思います。

ハッキリ言えば余裕の差で K2の圧勝!

 細かい音の表現 倍音ののり 響き

ところがボーカルの微妙な声の出し方 やギターの響き
指が触れるタッチ 息づかい 衣擦れの音 ギターの低い音の立ち
震え

こん様な音楽を聴いて感心する表現力というか 雰囲気の表現が
K2は足りないのです。音の目が粗いと言うかざっくりと切る
のでコントラストは強いようですが実は細かい音が消えている
様に感じます。それは中域が弱いから弱いのかもしれません。

これは誰が聴いても一瞬で分かる大きな差です。

大づかみなロック音楽の再現 レンジの広い音楽を分解するには
K2が良いと思います。一度このエネルギー感を知ると
真空管シングルアンプは如何にもスケールが小さい。
ちんまりとまとまってしまい分解しないもどかしさが
露呈します。

でも 逆に小さなSPや小音量でアコースティックな楽器
小編成を聴く時 K2ではでかいシャモジで繊細な料理を食べるが
如くかゆいところに手が届かない至らなさを感じると思います。

まだたった1曲だけの比較で どの音楽でも通用するか?
は分かりません。ましてや SPが違ったら 評価は別物に
なると思います。

ただ 我が家での印象はまず大きく外れていないでしょう。
これほどアンプの音が違うとは思いませんでした。

我が家の300Bシングル もう少し音を何とかしたく
なりました。

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