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[5990] 測定器は必要ですね。返信 削除
2008/6/7 (土) 17:50:20 kitatanuki
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午前中、出かけたついでに、わんこさんの仕事場にPAA3を
届けてきましたが、しばらくお借りしてみて、実に便利な
アイテムだと実感しました。有難うございます。

耳で聞いてどうも変だな、と思った時にすぐ原因がつかみ
易いですね。この写真は、ダイアトーンの#1000のF特の
一枚ですが、撮る位置によっては200〜300HZのレベルがひ
どく低いのがわかります。これは、ダイアトーンのハニカ
ムシリーズの、一見切れがよくて実はスリムな音質の原因
を見事にとらえています。

ハニカムの高剛性はいいけれど、こんなおいしい帯域が落
ち込むようではいけません。大昔に使ったことのある、DS-
505という4ウエイも同じ傾向の音質でしたから、やはり
この帯域に癖があったのかもしれません。


[5991] ビクターのハニカムSP返信 削除
2008/6/7 (土) 18:20:15 kitatanuki
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倉庫で1年ほど眠っていた、ビクターのSX-511というカーボン
コーンをウーハーとスコーカーに使ったSPを出してきました
これは、箱が本物の木でできていてスコーカーの磁気回路に
アルニコを投入した、実にゴージャスな3ウエイです。

PAA3をお返しする前に、F特を計っておこうという魂胆です
が、ホーンを組むと言いながらどうして3ウエイのブックシ
ェルフにこだわるかといえば、ホーンの大型システムが
ベンツのセダンだとすれば、中型3ウエイはカローラみたい
に、車(音楽)のエッセンスを手軽に楽しめるからです。

メーカー製で、あまりいじるのは自由でないけど、少しい
じるだけで、そこそこまとまった音が出てしまうのです。


[5992] ビクターのハニカムSP返信 削除
2008/6/7 (土) 18:32:30 kitatanuki
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このSPはカーボンコーンと謳っているけれど、構造はハニカ
ムです。ダイアトーンのようには禁欲的でなく、どんな音楽
も結構それらしく鳴らしてしまう万能機です。
ジャズは楽しく、クラシックもそこそこ質感が出てブック
シェルフとしては立派です。

ただ、中域の豊饒さが心もち足りないかなー、という感じが
します。F特を計ってみると、やはり200HZ近辺に多少ディッ
プがあります。F特で凹みが出るということは、ユニットが
動きにくいとか、箱の中での干渉とかいう阻害要因があって
そうなっているわけだから、グライコで持ち上げても、
本質的には解決しない問題です。

もしかしたら、高剛性のハニカムウーハーはスパーウーハー
にしか使えないのか?紙のウーハーのヤマハ#1000は、
このような中域の落ち込みはなく、豊饒な中音が楽しめる
と思っています。PAA3で分かった興味深い事実でした。


[5993] 正式には「クロスカーボン」だそうで返信 削除
2008/6/7 (土) 21:39:26 kitatanuki
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> このSPはカーボンコーンと謳っているけれど、構造はハニカ
> ムです。

この書き込みは、確たる裏づけのない発言でした。ビクター
ではクロスカーボンと称していて、蜂の巣状のハニカム構造
ではない可能性もあります。表面から見た限りでは、ダイア
トーンのハニカムコーンと、色こそ違えどそっくりな模様が
見えますし、叩いた感じも剛性が高くカンカン言ってそっく
りな感じです。

JBLは紙のコーンを頑固に踏襲していますから、やはり紙は
最高の素材なのかもしれません。適度な内部損失と適度な分
割振動がウーハーには必要で、徹底的に分割振動を排除すれ
ばそれで良いというものでもないのでしょう。

品が届けばわかるでしょうが、515はコーン紙が厚くてしっ
かりしていますから、416より歪は少ないでしょうし、
ごりっとした質感の低音に近づく可能性はありますね。
ただ、真空管アンプのダンピングファクターは桁違いに低い
ので、立ち上がりは改善されても立ち下がりは限界がある
だろうと思っています。〜おっと、仕事をせねば(汗)〜


[5994] レポート ありがとうございます返信 削除
2008/6/8 (日) 03:14:54 わんこ
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▼ kitatanukiさん

今日はお忙しい中 わざわざ職場までPAA3を届けてくださり
ありがとうございます。

それと共に 力の入った 報告 楽しませていただいています。
ダイヤトーンのSPは随分と変わったf特をしていますですね。
これだけ 顕著な特性となると 製品では許されない不揃いですので
経年変化を疑うのが順当だと思います。

ウーファーのエッジかダンパーの変化によって 200Hz周辺が
強度に落ち込んでいると思われます。

これでは中低域の弾みがでませんですね。

またビクターのは 物量投入された これまた力作で
音もかなり良さそうです。

JBLの4wayも楽しいですが この様に往年のブックシェルフを
検証するのも とても楽しいですね。

カーボンは剛性は高いものの 分割振動がし難いために
紙のコーン紙みたいに 繊細な音が出ないきらいがあるように
思います。
ONKYOのD500は カーボンウーファーで正にそんな感じ
でした。

kitatanukiさんは 当初PAA3での測定が面倒みたいでしたが
一度使えば SP遊びには とても役にたつ 道具ですよね。
10dB乱れているSPの音は やはりそれなりの変化があるんですよね。

明日は 515を装着してみますので 完成のした416と
ネットワークも合わない515がどの様に測定値が違うか?
PAA3を使ってみたいと思っています。



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